ビデオカードの補助電源端子は8ピンのものと6ピンのものにわかれていますが、8ピンの端子に6ピンのコネクタを挿しても問題ないのかという疑問について答えます。
結論から言うとビデオカードのTDPを満たしているなら8ピンのソケットに6ピンコネクタを挿しても問題ありません。
8pinに6pin挿すのは問題ないけど条件付き
PCI-Eソケット経由で得られる電力は75Wです。
補助電源の8ピンコネクタでは150W
補助電源の6ピンコネクタでは75W
を得られます。
8ピンコネクタに6ピンの補助電源を挿した場合、75Wのみ供給されるため、PCI-Eとあわせて150Wが供給されます。
たとえば、GeForce RTX 3060は170WのTDPで設計されているため、補助電源6ピン1個では足りません。
しかし、6ピンの補助電源を2つ挿せば、オーバークロックしない限りは電力が足ります。
RTX 3080の場合は320WのTDPが設計されているため、補助電源は全て8ピンでなければ電力が不足します。
ただし、ダウンクロックしてビデオカードの消費電力が常に300W以下になるようにすれば、補助電源8ピン1本、補助電源6ピン1本だけでも動きます。
最初の疑問に戻り、8ピンの補助電源端子に6ピンのコネクタを挿しても問題ないかどうかですが、問題ありません。8ピンの端子に6ピンのコネクタを接続することは可能です。
ただし、自分が使っているビデオカードの電力の供給量が足りているのかどうか注意する必要があります。
8ピンの端子に6ピンのコネクタを挿したら壊れるということはありません。
ちなみに筆者はRTX 2070 Superを8ピンの補助電源1本、6ピンの補助電源1本だけで起動させたことがあります。
RTX 2070 SuperはTDPが215Wですので、75+150+75で300W供給されるので問題ないためです。
しかし、できれば8ピンには8ピンを6ピンには6ピンのコネクタを接続するべきです。不要なトラブルを避けることができるはずです。
16pinソケットは16pinコネクタ以外NG
最近のNVIDIA ビデオカードについている16ピンの端子には、16ピンのコネクタ以外挿さないでください。
壊れます。