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損しないゲームPC購入ガイド BTOパソコンおすすめ

BTOパソコン(ゲームパソコン)を買う際に、何を基準に安いのか高いのか、信頼できるのか判断するのは難しいと思います。

各販売店の評価は以下のサイトを見るとわかりやすいです


主な購入先 - 2ちゃんねるPC板 BTO購入相談室のテンプレとまとめWiki


ではBTOパソコンを買う際に重要な点や手順を紹介します

1.サポートの評判を調べよう

なぜBTOパソコンを買う際にサポートが重要なのかというと、パソコンが壊れた時やわからないことがある時、さらには商品を買う時の対応が悪いとあとあと割りを食うことになるからです。

パソコンの自作経験があったり、パーツの交換や不具合の発見が出来る人は問題ありませんが、とにかくサポートの評判が悪いところは避けましょう

2.そのパーツ、どこのメーカーのなんて製品?

例えば、グラフィックスカード:NVIDIA® GeForce® GTX980と書いてあったとします
しかし、GTX 980を発売しているメーカーはたくさんあります。MSIとかGIGABYTEとかASUSとか・・・
さらにひとつのメーカーの中でもオーバークロックモデルだったりリテール品だったり複数あります。

どこのメーカーの何という名前のパーツを使っているのか書いていない販売店というのは少し評価が下がります。

同じGPUでもカードの品質が違ったりしますので、そこはかなり重要です。もちろん安くても評価が高いものなら良いのですが。

同様にマザーボードや電源の製品名をなるべき知っておきたいものです。


3.電源は非常に重要

電源ユニットは意外と軽視されがちですが、消費電力の高いCPUやGPUを搭載するこの手のPCではかなり重要です。

電源容量もそうですが、電源ユニットがどこのメーカーのものなのかは知っておきたいところです。
電源ユニットの名前がわかったら、価格.comなどで評価を見ましょう。
あまりに酷いものだと1年とかで壊れて惨事になりますので・・・

4.税別で表記されている

大半のショップでは税込みではなく税抜き価格で表示されています
15万円と書かれていても実際は16万2000円というわけです。

5.安いからという理由で買っても後悔するだけ

できるだけ安いパソコンを・・・できるだけ安いのを・・・
そういって7万とか8万とかで買ったゲームパソコンは、1年後にはスペックアップしたくなるものです。

ゲームパソコンの場合、最低でも10万円はすると思ったほうが良いです。

6.ゲームの「推奨動作環境」に惑わされるな

PCゲームには必要動作環境と推奨動作環境が書かれています。

必要(最小)動作環境は、グラフィックス設定を最低にした時にまともにプレイできる環境です。
推奨動作環境は、グラフィックス設定をデフォルト(基本的に中)にしたときに快適に動作する環境です。

しかしこの「快適」という基準は人によってもゲームによっても異なります。
MMORPGなら30fpsで快適、FPSなら60fps安定で快適というのが普通です。

推奨動作環境より遥かに上のスペックのPCを買うというのは問題ありませんが、推奨動作環境と同じスペックのゲームPCを買うというのは間違いです

推奨動作環境というのはあくまで基準。最低限クリアしておきたいスペックだと思いましょう。

7.それは最新のCPU, GPUですか?性能はどっちが上?

BTOパソコンには一世代前のパーツが使われていることも結構あります。

特にグラフィックスカードは新しいモデルでなおかつ性能の良いものを選びましょう。

下記のサイトなどで性能のランキングはわかります
CPUの性能ランキング
ビデオカードの性能ランキング

しかし注意してほしいのは、それが最新モデルなのかどうかということです。
確かに前の世代の製品は値段が安いですが、筆者なら同じ価格なら新しいモデルを選びます。


8.マイクロATX(省スペースPC)に注意

microATXというのは一回り小さいマザーボードですが、これは小型のPCに搭載されます。
小型のPCはスペースを取らないという部分では良いのですが、買った後のカスタマイズがしづらい(メモリースロットが2つだけ、SATAポートが4つしかない、中が狭くてパーツの取り外しがしづらい)というようなデメリットがあります。

よほどスペースのことで悩んでいない限りは普通のサイズのゲームパソコンを買いましょう。

チップセットがMicro ATXなのか、ATXなのかもチェックしましょう。

9.今どきSSD搭載してないとかありえない

システム用にSSDを搭載しているゲームパソコンを圧倒的に推奨します
購入時のカスタマイズでSSDに換えられるならSSDを選びましょう。HDDもデータ用につけておきます。
SSDは256GBで1万円くらいです。高いと思うかもしれませんが、それだけの価値があります。というかむしろ安くなった方です。

疑問に感じた人は、SSDとHDDの起動比較動画でも見てください

10.その価格本当に妥当?パーツの価格を調べよう

本当にその値段は安いのか?常にそう思いましょう。

ちょっと例をあげてみます。

CPU

最近の大半のゲームパソコンはインテルのCPUが搭載されています
Core i7-4790が搭載しているとします。Core i7-4790は単品だと3万3000円くらいで買えます。

もちろん他社のクーラーなんてついていません。リテール。

グラフィックスカード

ビデオカードともいいますが、GTX760が搭載されていたとします。
GTX 760の性能ですが、GTX 670より低いです。Radeon R9 280Xよりも少し低いです。

GTX 760といっても色々あります。どこのメーカーのGTX 760搭載カードなのか。ここが問題です。
安いのなら2万円くらいです。高いものだと2万円台後半になります。

とりあえず保留です。

メモリー

4GBのDDR3 PC-12800が2枚だとします。
今はメモリーの値段が高いです。安いもので9000円。

ハードディスク

SSDじゃないの・・・?ハードディスク2TBだとします。だいたい7000円くらいです。

光学ドライブ

Blu-rayじゃないの・・・?DVDスーパーマルチドライブ。2000円もしない。

マザーボード

インテル H97 チップセット ATXマザーボード。どこのメーカーの???
マザーボードは本当にピンからキリまであり、同じチップセットでも1万円以上違ったりします。
ですが、こういったBTOパソコンに高いモデルが搭載されることはめったにありません。
搭載されているなら堂々と高いやつが搭載されているぞと表記されています。

H97の安いやつだと9000円といったところでしょう。

ケース

値段がよくわからないケース。たぶん5000円くらい。

電源

よくわからないメーカーの500W電源。怖くて使えない。
たぶん3000円くらい。

キーボード・マウス

2つあわせても3000円くらいの安いやつですね。

OS

OSはWindows 8.1
8.1なんてどう考えても要りませんが、仕方ありません。

WindowsDSPといってパーツとセットで販売されると安く買えるものがあり、これが1万2000円くらいです。


こういった具合に相応のお値段を導き出します。
すると、約11万円と筆者は見積もりました。

さてこのBTOパソコンの値段ですが、13万円です。
つまり想定より2万円高いことになります。
全然安くありません。

こういった感じでパーツごとの値段を調べていき、そのBTOパソコンの値段の妥当性を確認します。
中には本当に安いBTOパソコンもありますが、人件費などが入ったりするので高くなることもあります。


「買いたい時が買い時」(チュートリアル徳井義実
という格言もありますが、ゲームパソコンを買うときは色々と気を配りたいことが多いです。

お金が有り余っている人はとりあえず20万円くらいのを買っておけば問題ありません。